滋賀県・彦根城

 ◄ 日本香りスポットに戻る

1600年関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は、最も信頼できる家臣であった井伊直政(いい なおまさ)を、京都にも近い琵琶湖東岸の重要拠点であった近江国北東部に移しました。
彦根城は、この井伊氏によって琵琶湖に近い彦根山(金亀山)に築城され、現存する天守閣(国宝)等が建築されました。小規模な城ですが、敵が攻めにくい工夫がいたる所に見られ、この時代の戦の様子を想像できる興味深い城です。

イメージ

彦根城

イメージ

彦根城


彦根城は、もとは琵琶湖南端の大津にあった城を移築したもので、天守閣は3層つまり3階建てで、屋根も3重になっています。屋根は各階ごとに形が違って、とても綺麗な外観です。
城の中の階段は大変急で足の悪い方には厳しい階段です。窓からは攻めてきた敵がよく見えるように、また鉄砲を打ちやすいように工夫されています。

イメージ

大老井伊直弼像

イメージ

玄宮園(げんきゅうえん)


江戸幕府末期「桜田門外の変」で殺された大老・井伊直弼(いい なおすけ)は、この彦根城で育った近江彦根藩・第15代藩主です。井伊直弼は大老という将軍に次ぐ権力を持ち、日本を開国に導き、開港により諸外国への門戸を開いた人物です。また、大老の強権で「安政の大獄」という歴史的大弾圧を行い怖れられた人物でもあります。

イメージ

イメージ

梅と椿

玄宮園(げんきゅうえん)は、彦根城に隣接する庭園です。大きな池を中心に、庭園を散策して楽しむことが出来るようになって います。池に映る彦根城は見事です。梅、桜、椿などの花が咲き早春の香りが漂っていました。

◄ 日本香りスポットに戻る


▲ページ上部へ戻る