石蕗(つわぶき)
石蕗(つわ)の花
石の蕗と書いてツワブキ。キク科ツワブキ属の多年草です。海浜植物ですが、日陰でもよく育つことから山地や寺社の境内でよく見かけます。花期は秋から冬。長い茎の先に黄色い花を咲かせる。花言葉は「困難に負けない」。困難にある人々に捧げます。キク科ツワブキ属
2013.11.25
柊(ひいらぎ)
ヒイラギの花
冬の木と書いて柊(ヒイラギ)。11-12月に白い可憐な花をつけます。モクセイ科の仲間で芳香があります。<クリスマスに飾られるのは、モチノキ科の西洋ヒイラギ。>
材は堅く櫛や算盤玉に用いられている。葉に棘があるため防犯目的として生垣に、邪鬼の侵入を防ぐと信じられ庭木に利用されている。モクセイ科モクセイ属。
2013.11.11
萩
萩(有馬温泉にて)
秋の草と書いて萩。今年の夏はひと際暑かったので秋の訪れが足早のような気がします。秋の七草は鑑賞して楽しむ植物だそうです。今宵月見に添えてみたらいかがでしょうか。マメ科ハギ属。
2013.09.19
蝦夷竜胆(エゾリンドウ)
エゾリンドウ
8月に白根山弓池を巡った際に撮ったものです。高原ははや秋色に染まり始めていました。リンドウは、根・全草を使用部位にした天然香料基原物質でもあります。リンドウ科リンドウ属
2013.09.03
月下香
チュベローズ
寝苦しい夏の夜には月下香の甘い調べに酔いたいものです。チュベローズが放つ、昼と夜の香気成分を比較した人がいて、夜の方が魅惑的な成分が多かったと報告しています。ああ、ジャスミンにも劣らぬ「夜の女王」チュベローズ。リュウゼツラン科チュベローズ属
2013.08.01
九輪草
クリンソウ
入笠湿原に行ってきました。目的は別にあったのですが可憐な花がそちこちに咲いていました。クリンソウはサクラソウの仲間で山間の湿潤なところに生育します。 夏の花の蕾が膨らみ始め、時期は夏に移行し始めていました。 サクラソウ科サクラソウ属
2013.07.01
ドイツカミツレ
ドイツカミツレ
ドイツカミツレは5月から7月にかけて開花します。精油は乾燥させた花の水蒸気蒸留法で得られ、収率は約0.25%。水蒸気蒸留によって生花の華やかなトップは失われてしまいますが、Chamazuleneが生成し抗炎症作用を示します。今日の一服にはカモミールティーを。キク科シカギク属。
2013.06.16
虞美人草
シャーレーポピー
シャーレーポピーの別名を虞美人草といいます。項羽の愛人虞姫が自殺した傍らに咲いていたのでこの名がついたという伝説があるそうです。いずれにしても真紅のポピーは人を惹きつけ妖しげで危うそうです。ケシ科ケシ属。
2013.05.27
ハマナス
ハマナス
5月といえばバラ。日本の名前がついたバラを紹介します。Japanese roseすなわちハマナスです。温帯から寒帯の主に海岸砂地に自生することから北海道がよく知られています。天然香料基原物質集収載。バラ科バラ属。
2013.05.07
ライラック
ライラック
低気圧の通過で桜が散ってしまいました。東京では陽気の変動で桜とともにライラック(リラ)が咲き、湿った甘い香りが漂っていました。リラは4大フローラルとして広く使用されています。また、色によって香りが異なりますので見つけたら嗅いでみてください。写真は天然香料基原物質集より転載。モクセイ科ハシドイ属。
2013.04.08
ソメイヨシノ
ソメイヨシノ
例年にない早い春の訪れで各地で困っているようです。当会も花の写真の入れ替えに大わらわです。写真は都内有数の名所目黒川で写した写真です。800本強の桜は花冷えの中、間もなく満開を迎えます。バラ科サクラ属
2013.03.25
コブシ
コブシ
東京では、16日サクラの開花宣言がなされました。平年より10日早いそうです。工業会に近い江戸通り沿いではコブシの花が早くも咲き始めています。白い花が咲くと辺り一面明るくなったようです。コブシはモクレンの仲間です。香りも少し感じられます。わずかな時間で散ってしまいます。少し早い春の訪れをあちこちで味わってください。モクレン科モクレン属
2013.03.18
おかめ桜
おかめ桜
「あじさい通り」のおかめ桜が咲き誇っています。カンヒザクラとマメザクラを交配したこの桜はソメイヨシノより早く咲くため、日本橋界隈を訪れる人たちや会社員の目をより一層楽しませてくれています。日本香料工業会の前の通りも整備がすみ、この桜が植樹されましたので来年花が咲くのが楽しみです。 バラ科サクラ属
2013.03.08
ハマメリス
ハマメリス
マンサクの花があちこちで咲き始め春の予感を感じます。ハマメリスはアメリカマンサクとも呼ばれ秋に花が咲きます。ここでは生憎花の写真が用意できませんでしたので葉をご覧ください。ハマメリスの精油等は葉や樹皮から採ります。天然香料基原物質集にも収載されていますが化粧品用途が多いように思います。マンサク科マンサク属
2013.02.08
ラベンダー
ラベンダー
冬にラベンダーとは奇異に思われるかもしれませんが写真は豪州・タスマニアで撮影したものです。タスマニアは緯度が高くやや冷涼な温帯性気候です。極寒の日本に多少の暖をお送りします。シソ科
2013.01.01